トランジスタ技術が薄くなっている

トランジスタ技術の厚さが薄くなっているとうわさの昨今。実際にトラ技の厚さを計測してみたところ確かに量が減っていることが確認できました。

002_20090712233222.png


○日本のエレクトロニクス業界の衰退か
Design Wave Magazineが休刊し、季刊誌のDigital Design Technologyに変わってしまったことは記憶に新しいですが、今日ではトランジスタ技術が徐々に薄くなっているので心配です。

軽薄短小は、日本のエレクトロニクス技術の粋かもしれませんが、雑誌まで薄くなってしまうのは問題です。
今のところ、記事が減っているのではなく、少なくなっているのは広告の部分がメインのようです。しかしながら、広告減は雑誌の収入減と同義なのでトランジスタ技術の存続を考える意味では記事よりも重要なパラメータであると言えるでしょう。

○先行研究:11か月分のトレンド
トラ技の厚さに関する先行研究として今月のトラ技 Vol.3の>>154が挙げられます。

154 名前:774ワット発電中さん[sage] 投稿日:2009/05/09(土) 02:54:17 ID:zSFoevxo

このまま行くと、6年後には・・・・  
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http://mcnc.hp.infoseek.co.jp/cgi-bin/img-box/img20090509025242.jpg


画像のグラフは2009年6月号までのトランジスタ技術のノギスで計測し、傾向をつかむために線形関数フィッティングを行ったものです。データは2008年7月号から2009年6月号までの12点で、横軸は2009年6月を0月とした時間です。
彼(女)の見積もりによると、約5年と8ヶ月でトランジスタ技術は消滅すると言うことです。

今回のエントリでは、>>154の見積もりの検証のため、より昔の2007年2月号から今月号である2009年8月号までの厚さに加えて、雑誌の質量の変化についても測定しました。

○トラ技の厚さの変化
トランジスタ技術をノギスで計測した結果を以下に示します。ただし、厚紙に挟まれた付録のついた号は極端に厚いため今回は除外しました。


002_20090712233222.png
fig.2: 横軸が相対月、縦軸が厚さ


黄緑が本エントリで測定した値、赤が測定データに対して線形フィッティングをしたもの、水色の点は今月のトラ技 Vol.3の>>242の値です。

傾向は変わらないようです。フィッティングにより得られた関数はy=-0.155587x +11.8325でした。

○トラ技の重さの変化
トラ技の重さを調理用ばかりで計測しました。厚さの計測と同様に付録つきの号は除外しました。結果を以下に示します。


003_20090712233213.png
fig.3: 横軸が相対月、縦軸が重さ


厚さと同様の傾向が見られました。フィッティング関数はy=-7.82977x+588.759でした。

○トラ技消滅のカウントダウン
厚さと重さの変化をひとつのグラフにまとめました。


004_20090712233213.png
fig.4


これらの傾向は非常によく一致し、厚さからは6年と4ヶ月後、重さからは6年と3ヵ月後にトランジスタ技術は消滅すると言う結果が得られました。

○関連エントリ


○参考URL


○参考文献


○フィードバック

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tag: トランジスタ技術 

comment

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n次曲線?

fig.4は、一次の関数というよりも、もっと次数の大きな、たとえば放物線に見えます。

すると、一年以内に?

Re: n次曲線?

のりたんさん、こんにちは。
確かにここ数ヶ月の部分は、直線から外れてクイッと落ち込んでいるようにも見えます。
これが一時的なふらつきなのか、長期的なトレンドなのかでXデーは大きく変わってくるため、今後の動向から目が離せない感じです。

No title

こんにちは。実はですね、これはドル円レート
密接に絡んでおります。

嘘ですw

理系人口の減少とか
webの隆盛と雑誌の反比例関係とか
風向きは厳しそうですねぇ・・・。

Re: No title

芋半田さん、こんにちは。
今がトラ技にとって逆境の時代であることは確かでしょうね。

私がトランジスタ技術誌存続に対してできることといえば、毎月欠かさず購入することぐらいでしょうか。「俺がトラ技に面白い記事を投稿してやるぜ!」とか言えればかっこいいのですが・・・

記事も広告

面白い記事を拝見しました。
トラ技は記事も広告です。特集はさうです。一社まる抱への特集などもありました。
執筆者のプロフィールを掲載しないのが味噌でせう。さうすれば丸わかりですから。

Re: 記事も広告

くさなぎさん、こんにちは。

出版社とメーカーは持ちつ持たれつといった感じでしょうか?
やはり、マイコン基板が付録に付いたりすると宣伝効果は大きいでしょうね。
読者の立場からすれば、面白ければ、記事でも広告でもかまわないのですが・・・
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