PICアセンブラコードのファイルを分割する ~アセンブラとリンカ~

この文章は前回の話
http://blogs.yahoo.co.jp/gomisai/1557240.html
の続きです。今回はソースコードからリンカに渡すことができる形式であるオブジェクトファイルを生成する方法と、生成されたオブジェクトファイルをリンカでHEXファイルにまとめる方法を説明します。

全部説明するのも大変なのでしっかり説明されているサイトの補足のためのメモと言うことで。ただし、リンク先の説明はMPLABのバージョンが少々古いようですので、多少手順は違うかもしれませんが、大筋では同じでしょう。
電子工作の実験室 リンクの仕方
http://www.picfun.com/asm10.html

ちなみに、私の使っているMPLAB IDEのバージョンは7.40.00.00です。

全体の流れ
大まかな手順としては

1.ソースコードを書く
2.MPASMWIN.exeを使ってオブジェクトファイルを生成
3.作成したオブジェクトファイルとリンカースクリプトファイルmplink.exeでリンク

の3つの段階になります。1.については前回説明したとおりですので、今回は2.と3.を。
MPLAB IDEから行う方法は電子工作の実験室さんでも説明されていますし、なんとなくわかると思うのでMPLAB IDEから呼び出されている実行ファイルについて少し書きましょう。

オブジェクトファイルの生成
MPASMWIN.exeはMPLAB IDEをデフォルトの設定でインストールしている場合は、
C:\Program Files\Microchip\MPASM Suite
にあるはずです。ためしに実行してみてください。GUIのウインドウが立ち上がります。
分割しないソースコードを普通にアセンブルする場合は、Brows...でアセンブルしたいファイルを選択して、Assembleを実行します。ふだんMPLAB IDEからアセンブルを実行している人はなじみがないかもしれませんが、MPLAB IEDからアセンブルする場合でも内部ではこのプログラムを呼び出しています。
分割する場合は、このウインドウの右のほうにあるGenerated Fileの項目のなかのObjectにチェックを入れます。この状態でAssembleするとリンカに渡すことのできるオブジェクト形式のファイル(拡張子.o)が生成されます。リンクするASMファイルはすべてこの方法でオブジェクトファイルにします。

リンクの方法
リンカであるmplink.exeも同様に、MPLAB IDEをデフォルトでインストールしていれば、
C:\Program Files\Microchip\MPASM Suite
にあるはずです。ただし、こちらはCUIのコマンドラインのプログラムなので、コマンドプロンプト(MSDOSプロンプト)から実行しなければなりません。
電子工作の実験室 リンクの仕方
http://www.picfun.com/asm10.html
の下のほうに「(参考)MPLINKの詳細」という項目があると思うので、コマンドの引数はそれを参考にしてください。個々で唐突に「MPLINKを動かす為のコマンドをまとめた起動用ファイルでバッチ処理に使う(拡張子は .lkr)」と言う言葉が出てきますが、これはリンカースクリプトファイルのことで、
C:\Program Files\Microchip\MPASM Suite\LKR
の中にあるはずです。対応するデバイスのリンカースクリプトファイルを指定してください。



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