インフルエンザ14歳男子、タミフル服用せず飛び降り

インフルエンザ14歳男子、タミフル服用せず飛び降り

インフルエンザ14歳男子、タミフル服用せず飛び降り

3月23日3時7分配信 読売新聞 西日本で先週末、インフルエンザにかかった男子(14)が、自宅2階から飛び降り、足を骨折していたことがわかった。タミフルは服用していなかった。 主治医によると、この男子は15日、38度の熱があり、翌日いったん熱が下がったものの、17日未明に自宅2階から飛び降りたとみられ、玄関先で倒れているところを発見された。 病院搬送時に熱があり、検査でB型インフルエンザに感染していたことがわかった。男子は「夢の中で何かに追われ、飛び降りた」と話しているという。 タミフル服用後の「飛び降り」事例が相次ぎ、薬との因果関係が疑われているが、服用していない患者の飛び降り例はこれまであまり報告がないという。このケースは来月、厚労省研究班会議で報告される予定。

 異常行動との関連性が話題になっているインフルエンザ治療薬タミフルですが、タミフルを服用していなくてもタミフル服用時とよく似た異常行動を起こしている男児がいるということです。

否定的見解「疑いが出てきた」=タミフル問題で柳沢厚労相
3月23日10時31分配信 時事通信 柳沢伯夫厚生労働相は23日、閣議後の記者会見で、インフルエンザ治療薬「タミフル」と異常行動との因果関係について、これまで「否定的」としてきた見解を事実上白紙に戻したことについて、「このところ若い人たちの事故が頻発しているので、もう一度見直しをしようということになった。(否定的ということに)疑いが出てきた」と述べた。 柳沢厚労相は「厚労省としての対応はきちんと手続きを踏んでやってきた。ただ、事故が畳み掛けるように起きたことで、今までの判断をもう1回見直して慎重にやろうということになった」と話した。

 他方、厚生労働省はいままで「タミフルと異常行動の間に関連性がない」としていた見解を撤回し、関連性について「疑いが出てきた」とする見解を発表しました。


 そもそもタミフルが異常行動と関連性があるとはどういうことでしょうか。また、タミフルが異常行動の原因でないとすると上の記事の男子はどのような理由で飛び降り骨折をしたのでしょうか。

 実を言うと、インフルエンザにかかるとインフルエンザ脳症というもので異常行動が見られる場合があります。これは報道されているタミフルの副作用疑惑の症状と非常によく似ており、タミフルの服用の有無にかかわらずみられます。

 では、タミフルを服用した場合に見られる異常行動はすべてインフルエンザ脳症が原因であるかといわれると、それも確証はありません。逆に「タミフルと異常行動に関連性がない」ことを証明することはいわゆる悪魔の証明になってしまいます。

 それでもタミフルが、異常行動の原因として挙げられるのは参考文献(2)参考文献(3)等があるためです。

 参考文献(2)の要点はどうやら「異常行動とタミフルの関連性を否定できる積極的材料なしで関連性なしと判断すべきでない。」というところで、具体的な症例を挙げて解説してあります。

 参考文献(3)は「タミフル発売と異常行動の報告の時期が重なる」「動物実験ではタミフル投与で異常行動が確認されている」「解熱後の投与により異常行動が見られる例もあるためインフルエンザ脳症でない」の3点が主なもの。
 ただし、これら3つの「理由」もソースがあいまいであったりサンプル数が1であったりと、説明が恣意的なもののように感じられます。最後の文章の

 インフルエンザは薬を使わなければ必ず自然に治まり何も怖くないふつうのかぜなのです。

という内容も、文章自体の説得力を低下させているように思います。

 今日のニュースに一言で私が考えたところをまとめると以下のようになります。

●異常行動とタミフルの関連性について
 ・肯定する積極的理由は見当たらない
 ・否定する積極的理由は見当たらない
●異常行動の原因について
 ・インフルエンザ脳症である可能性がある
 ・インフルエンザ脳症と関係ないタミフルの副作用である可能性がある
 ・タミフルの副作用によってインフルエンザ脳症を促進する可能性がある
 ・上記以外の原因である可能性がある

 要はよくわからないということですね。タミフルと異常行動の関連性に関する研究に期待できないとすると、後は統計的な手法に期待するしかありませんが、こちらも望み薄かもしれません。



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