今すぐ使える!H8マイコン基板の不具合情報

2ちゃんねるの今月のトラ技 Vol.4スレッドにて、今すぐ使える!H8マイコン基板のプロジェクトがインポートできない不具合が報告されていました。

これに対して、筆者と思われる方が、雑誌の訂正情報を書き込んでおられましたので、お知らせします。


以下、今月のトラ技 Vol.4スレッドの>>15より引用です。

15 名前:774ワット発電中さん[] 投稿日:2010/02/27(土) 00:53:16 ID:72mO8Kq9
今すぐ使える!H8マイコン基板の筆者です。

付属CD-ROMに格納されているEclipseのプロジェクトフォルダ
(PROG_01_LEDなど)には、本来あるべき下記3つのファイルが
抜けています。
.cproject
.info
.project
出稿時に圧縮しておいたものが、CD-ROMマスタ作成時に解凍されていて
その際、上記3ファイルが抜け落ちてしまったようです。
校正用のCD-ROMのチェックをしたのですが、あえてImportしなおす
までのチェックを怠りました。大変申し訳ありません。

正しいファイルは、暫定的に下記におきましたので、

http://drop.io/cajlav0#
(Adobe FLASH Playerが必要です。)

CQ.zipをダウンロードして
CQ\H8SX_1655\workspace
以下をまるごと置き換えてください。

公式にはCQ出版社のサイトに置いてもらいますが、土日をはさむ
ことになる可能性があるので、あえて暫定処置をとらせて頂きます。

よろしくお願い致します。
また、ご迷惑お掛けしたことをお詫び申し上げます。


情報のソースが、匿名掲示板である2ちゃんねるなので作者を騙った偽者である可能性もありますが、その辺りは自己責任でお願いします。
私は、今すぐ使える!H8マイコン基板を持っていないので、実際にインポートできるかなどは確認していませんが、さしあたりファイルのダウンロードと解凍、ウイルスチェックのみ行いました。とりあえず、私の環境ではウイルスが検出されるようなことはありませんでした。ウイルスチェックにはNorton Internet Security 2009を利用しました。

参考URL




参考文献/使用機器




私が使ってるNortonは2009ですが・・・

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tag: MCU トランジスタ技術 

ASCIIコードで回路図

Make:Japan BlogASCIIコードで回路図をクールによりAACircuitの紹介です。
まずは、AACircuitで書かれたサンプルの回路図をご覧ください。


.----------o----------o-----------------o---------.
| | | | |
| .-. R1 .-. R2 .-. R3 .-. R4
| | | 25k | | 250k | | 250k | | 25k
| | | | | | | | |
| '-' C1 '-' '-' C2 '-'
| | | | |
| | || | | || |
| o----||----o----. .------o---||----o
| 9V | || \ / || |
--- | \ / |
- | 1n / 1n |
| Q1 | / \ | Q2
| \| / \ |/
| 2N2222 |-------------' '----------o---| 2N2222
| <| | |>
| | | |
| | o |o--' |
| | <--| |
| | | |
| | SW open o |
| | 1ms | |
'----------o----------------------------o---------'



AACircuitとは


AACircuitは、おおよその想像のとおり、回路図エディタでありながら画像や専用形式のファイルではなく、文字ベースのASCIIアートを出力するプログラムです。


001_20100217040929.png



ざっくりと使ってみた程度の感想ですが、インターフェースが分かりやすいため、意外と操作性がいいです。ミラーや回転までサポートしているのが泣かせます。

ソースコード中のコメント


マイコンなどのソースコード中に、回路図やタイミングチャートを書き込みたいことが良くあります。
例えば、私がPIC16FのためのリアルタイムOSという妄想をもっていた頃に書いた7seg.asmのソースコード中のコメントには、7セグメントLEDを表しているアスキーアートがあります。
普通のテキストエディタで書いたものですが、かなり大変でした。
(余談ですが、PIC16FのためのリアルタイムOSという妄想7seg.asmには0を表示する分岐が無いため数字がずれるバグがあります。この前気づきましたが放置してあります。)

 _____________
| ___ a |
| < ___ > |
| ^ ^ |
| | | | |b|
|f| | g | | |
| v ___ v |
| < ___ > |
| ^ ^ |
| | | | |c|
|e| | d | | |
| v ___ v |
| < ___ > |
|_____________|


7セグ程度ならともかく、本格的な回路図をアスキーアートで書こうと思うと大変です。
AACircuitは、こういった手間を大きく軽減してくれます。
まあ、マイコン回路は複雑になることはあまり多くないかもしれませんが。

LTspiceからのインポート機能


いじっていて気がつきました。
LTspiceのスケマティックファイルである*.asc形式のファイルをインポートして表示する機能があるようです。

しかしながら、回路シミュレータの使いどころrelax-osc.ascをインポートしてみたところ、ずいぶんと表示がずれてしまいました。
この機能を使う前に、新機能で不完全なので云々・・・というメッセージが表示されていたので、そういうことなのでしょう。
なんにせよ、将来性に期待したい機能です・・・まあ、開発が継続されていないような感触を受けますが・・・version 1.28.6 beta; compiled: 04/19/2005とか・・・

使いどころ


AACircuitで書いた回路図が正しく表示されるためには、表示環境が等幅フォントを採用している必要があります。

2ちゃんねるをはじめとするWEBの掲示板は、プロポーショナルフォントを利用していることを前提としている場合が多いため、プロポーショナルフォント用のASCIIアートによる回路図の描画の文化があります。(参考:―VVV― AAで電気・電子回路図を描くスレ ―||―)

また、プログラムのコード記述にも、等幅フォントを使うべきか、プロポーショナルフォントを使うべきかの議論があるようなので、共同開発するプロジェクトの場合は注意が必要です。(参考:プログラミングはプロポーショナルフォントの方が読みやすい ?)

そして、外国で開発されたソフトウエアであるので、日本人が使うにはバックスラッシュと円マークの問題もあります。

面白いソフトウエアではありますが、なかなか使いどころは難しいかもしれません。

関連エントリ




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tag: LTspice MCU AACircuit 

電子回路シミュレータPSpiceリファレンス・ブック

昨日、PSpiceによるOPアンプ回路設計の紹介記事を書きましたが、ねがてぃぶろぐの読者の方の中にもPSpiceユーザーが多くいらっしゃるようですので、電子回路シミュレータPSpiceリファレンス・ブックの紹介も簡単に行いたいと思います。




内容紹介


 電子回路シミュレータとして定番といえるPSpiceですが,使っているとき,こういう解析ができればよいのに…と思ったことはありませんか?ヘルプを見ても使い方がよくわからない,と思った機能はありませんか?本書にはその答えが載っています.
 PSpiceには,回路の動作や特性を把握するのに便利な,数多くの機能が用意されています.ただ,そのための手順が少し分かりにくいのが難点です.そこで,本書が役にたちます.本書は,PSpiceの持っている機能を網羅し,その機能を使うための手順を詳しく解説しました.


とのことで、LTspice版が出版されたら、間違いなく私も購入するでしょうという感触です。
もっとも、私がLTspiceの使い方のエントリで目指しているものがまさにそれなのですが、なかなかこの記事をすべて埋めるには時間がかかりそうです。

目次


はじめに

第1章 SPICEの基礎
 1.1 PSpiceとSPICEの関係
 1.2 SPICEの基本的な解析機能
 1.3 PSpiceで追加拡張された解析-繰り返し解析
 1.4 SPICEシミュレータのしくみ
 1.5 回路シミュレーションの手順
 1.6 SPICE本体へ入力されるデータ-SPICEステートメント

第2章 信号源に関するテクニック
 2.1 シミュレーションの目的にあった信号源を選ぶには
 2.2 正弦波を作成するには-正弦波信号源
 2.3 任意のパルス幅や周期のパルス波形を作成するには-パルス信号源
 2.4 直線をつないだ形の任意の信号を作成するには-折れ線波形信号源
 2.5 曲線を含むパルス状の波形を作成するには-指数関数波形信号源
 2.6 FM波を作成するには-FM波信号源
 2.7 汎用性の高いアナログ信号源を使うには
 2.8 測定器で取り込んだ波形を解析に使用するには-ファイル入力型折れ線波形信号源
 2.9 ディジタル回路のクロック信号を作成するには-ディジタル・クロック信号源
 2.10 ディジタル回路で1/4/8/16ビットの入力信号を作成するには-ディジタル入力信号源
 2.11 のこぎり波を作成するには-既存の信号源の応用
 2.12 AM変調器を簡単に作成するには-数式表現のモデルを使用
 2.13 VCOを作成するには-数式表現のモデルを使用
 2.14 時間的に周波数がスイープする信号を作成するには-数式表現のモデルを使用
 2.15 NTSCテレビジョン試験信号を作成するには-サブサーキットを使用
 2.16 ディジタルのランダム・データを発生させるには
 2.17 過渡解析で使用できるノイズ源を作成するには

第3章 回路素子に関する基礎テクニック
 3.1 SPICEが扱う3種類のモデル
 3.2 抵抗のモデルとその使い方
 3.3 コンデンサのモデルとその使い方
 3.4 コイルのモデルとその使い方
 3.5 コイルを結合させて作るトランスのモデル
 3.6 PSpiceに組み込まれているトランス・パーツ
 3.7 理想伝送線路モデルの使い方
 3.8 有損失伝送線路モデルの使い方
 3.9 スイッチ素子を使うには
 3.10 ダイオード・モデルの中身
 3.11 ダイオード・モデルの順方向特性を調整するには
 3.12 ダイオード・モデルの逆方向特性を調整するには
 3.13 ダイオード・モデルのPN接合静電容量を調整するには
 3.14 ダイオード・モデルの逆方向回復時間を調整するには
 3.15 バイポーラ・トランジスタ・モデルの中身
 3.16 バイポーラ・トランジスタ・モデルのB-E間順方向特性を調整するには
 3.17 バイポーラ・トランジスタ・モデルのhFE特性を調整するには
 3.18 バイポーラ・トランジスタ・モデルのアーリー効果を調整するには
 3.19 バイポーラ・トランジスタ・モデルの飽和特性を調整するには
 3.20 バイポーラ・トランジスタ・モデルの電極間容量を調整するには
 3.21 バイポーラ・トランジスタ・モデルのスイッチング特性を調整するには
 Column 3-A ダイオードのモデルは電流源?

第4章 回路素子に関する活用テクニック
 4.1 ウェブから入手したトランジスタ・モデルを使う-デバイス・モデルの場合
 4.2 ウェブから入手したOPアンプのモデルを使う-サブサーキットの場合
 4.3 サブサーキットを自作する
 4.4 オリジナルのOPアンプのモデルを作る-マクロモデルの作成
 4.5 複数のモデルを登録するオリジナルのライブラリを作成するには
 4.6 ヒステリシスのあるスイッチを作る-サブサーキットで作成
 4.7 単純にON/OFFするスイッチを作る-サブサーキットで作成
 4.8 マクロモデルの基本となる電源-制御電源
 4.9 特定の機能ブロックを部品に置き換えるには-アナログ・ビヘイビア・モデル
 4.10 理想的なリミッタを簡単に作成するには-アナログ・ビヘイビア・モデルの使用
 4.11 アナログ・フィルタを簡単に作成するには-アナログ・ビヘイビア・モデルの使用
 4.12 回路方程式をSPICEで表現するには-アナログ・ビヘイビア・モデルの使用
 4.13 自動制御をSPICEで実験するには-アナログ・ビヘイビア・モデルの使用
 4.14 既存の制御電源が使いにくいとき-オリジナル制御電源の作成
 4.15 ディジタル回路をシミュレーションする(1)-ディジタル回路の基礎
 4.16 ディジタル回路をシミュレーションする(2)-バス配線のある回路
 4.17 ディジタル回路をシミュレーションする(3)-ADC/DAC/ROMの使用

第5章 解析と結果表示の基礎テクニック
 5.1 回路の直流電圧と電流を知る-バイアス・ポイント解析
 5.2 回路のバイアス電圧と電流の詳細を知るには-バイアス・ポイント詳細解析
 5.3 回路の直流感度と小信号直流伝達関数を知るには
 5.4 回路の直流特性をグラフ表示するには-DCスイープ解析
 5.5 条件を変えたDC特性グラフを描くには-DCネスト・スイープ解析
 5.6 素子に流れる電流の向きを知りたいときには
 5.7 回路の周波数特性を調べるには-ACスイープ解析の基礎
 5.8 回路の時間変化を解析するには-過渡解析の基礎
 5.9 正弦波に見えない正弦波への対策-最大時間ステップの設定
 5.10 出力波形を観たい場所を回路図上で指定するには-マーカ
 5.11 観測ポイントを表から選ぶには-出力変数の指定
 5.12 出力波形を関数や数式で処理して表示するには-出力波形の関数変換
 5.13 解析結果のグラフの値を正確に読むには-カーソル機能
 5.14 グラフの表示設定を復活させるには
 5.15 動作温度を変えて解析するには-温度解析
 5.16 回路定数を変化させて出力波形を比較するには-パラメトリック解析
 5.17 一つの回路でDC/AC/過渡解析を行うには-プロファイルの管理
 5.18 電圧源とインダクタ接続時のエラー対策
 5.19 電流源とコンデンサ接続時のエラー対策


第6章 解析と結果表示の活用テクニック
 6.1 回路のノイズ特性を知るには-ACノイズ解析
 6.2 波形に含まれる周波数成分を知るには-フーリエ解析
 6.3 発振回路が発振しないときの対策-初期バイアス条件の操作
 6.4 デバイスで消費されている電力を知るには-電力マーカ
 6.5 波形中の特徴的な値を簡単に読むには-ゴール関数
 6.6 解析結果データ群から特性解析用の新しいグラフを作るには-パフォーマンス解析
 6.7 リサジュー図形を描くには-グラフの軸変数の変更
 6.8 L,C,Rの値のばらつきをシミュレーションするには-モンテカルロ解析(1)受動素子許容誤差
 6.9 トランジスタのhFEのばらつきをシミュレーションするには-モンテカルロ解析(2)モデル・パラメータ許容誤差
 6.10 ロットによる偏りを考慮してシミュレーションするには-モンテカルロ解析(3)ロット許容誤差
 6.11 素子のばらつきによる回路の歩留まりを予測するには-モンテカルロ解析とパフォーマンス解析
 6.12 素子のばらつきによる回路の最悪値を予測するには-ワースト・ケース解析
 6.13 フィードバック回路の安定性を調べるには-ループ・ゲインの解析
 6.14 波形表示で何度も使いたい式を登録するには-マクロの使用
 6.15 回路ファイルを直接シミュレータに読み込んで解析する
 6.16 シミュレーションが収束しないとき(1)-一般的な収束エラー対策
 6.17 シミュレーションが収束しないとき(2)-各解析ごとの収束エラー対策

第7章 回路図作成のテクニック
 7.1 回路図の配線をスムーズに描くには
 7.2 複数ページの回路図を描くには
 7.3 回路図を階層化するには-階層ブロック
 7.4 オリジナルの部品シンボルを作るには
 7.5 オリジナルのパーツを作るには-制御電源E,F,G,Hの新パーツ

第8章 PSpiceの数式表記/コマンド/ステートメント
 8.1 数値の表し方
 8.2 PSpiceで使える数式
 8.3 Probeにおける出力変数の指定方法
 8.4 PSpiceドット・コマンド-機能別/アルファベット順
 8.5 PSpice組み込み素子のステートメント-機能別/アルファベット順


関連エントリ




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tag: LTspice 

PSpiceによるOPアンプ回路設計

遠坂俊昭さんのPSpiceによるOPアンプ回路設計を購入しました。



LTspiceと他の回路シミュレータの比較でLTspiceのアドバンテージを声高に主張しておきながら、何故いまさらPSpiceの本を?という疑問もあるかもしれませんが、LTspiceもPSpiceも基本的なSPICEの部分は同じなので、基礎さえ理解できていればLTspiceにも応用できます。

なんにせよ、PSpiceによるOPアンプ回路設計は、お勧めできる内容で、今後ねがてぃぶろぐの参考文献欄に頻出するであろうことは確かです。


内容紹介


 OPアンプに関する解説書は数多く出版されていますが,その内容を確認するために実際に回路を動かそうとすると大変な手間がかかります.しかし,パソコン上で動作する回路シミュレータを使用すれば,容易に実現することができます.そこで本書は,OPアンプ回路をシミュレーションによって理解することを目指しました.
 本書は,定番シミュレータPSpiceについて解説した姉妹書「電子回路シミュレータPSpice入門編」,「電子回路シミュレータSPICE実践編」に続く第3弾です.OPアンプを使用した回路設計に,回路シミュレータを活かす事例を集大成しました.
 本書の付属CD-ROMには,本書で実際にシミュレーション解析した回路のデータ・ファイルを収録しました.シミュレーション・ツールやモデルは収録されていません.それらは,本書の姉妹書である「電子回路シミュレータPSpice入門編」付属CD-ROMに収録されています.


回路シミュレータ本として


前述のとおり、基本操作がマスターできているならばLTspiceでも応用が利きます。OPアンプ回路は回路シミュレーションが非常に有効な分野です。PSpiceによるOPアンプ回路設計はOPアンプ回路の性能評価をする上でよい教科書になると思います。

一方で、回路シミュレータの入門書ではないので、SPICEの使い方に関しては、軽く触れられている程度です。私はLTspiceユーザーなのでLTspiceの入門書を薦めたいところですが、PSpiceによるOPアンプ回路設計の付属CD-ROMのファイルが直接扱えると言う意味では、電子回路シミュレータPSpice入門編とあわせて読むのもよいかもしれません。





OPアンプ本として


私がOPアンプの入門書として推すのは、トランジスタ技術SPECIAL OPアンプによる実用回路設計定本 OPアンプ回路の設計です。



これら2冊と比べてPSpiceによるOPアンプ回路設計は、本質的にはOPアンプ自体の入門書ではないので、OPアンプ内部のトランジスタレベルまで踏み込んだ難しい解説などはほとんどありません。
一方で、目次を見て分かるとおり、扱う回路の種類は非常に多いため、OPアンプ応用回路集としても有用だと思います。

目次


 ~回路エンジニアは左手にはんだごて,右手にSPICE~
Introduction 本書を活用するにあたって
 1―PSpiceについて
 2―PSpiceの操作手順について
 3―テキストによる回路図ファイルの作成方法
 4―パラメトリック解析の使用方法
 5―モンテカルロ解析の使用方法

 ~シミュレーションを使いこなすためには自分でモデルを作成する~
第1章 PSpiceによるOPアンプ回路設計の基礎
 1.1―理想OPアンプと現実のOPアンプの違いを確認しておこう
 1.2―自分でOPアンプ・モデルを作るのが最適
 1.3―非反転アンプと反転アンプの徹底理解
 1.4―受動部品R,C,Lの理想と現実

 ~コモン・モード雑音の除去効果をシミュレーションで確認する~
第2章 信号の測定と(計装用)差動アンプ
 2.1―(計装用)差動アンプと同相電圧除去
 2.2―OPアンプ固有のCMRR特性と差動アンプの特性
 2.3―本格的な(計装用)差動アンプ回路へ

 ~設計検証とともに素子誤差の影響をシミュレーションする~
第3章 アクティブ・フィルタの設計
 3.1―フィルタのあらまし
 3.2―ローパス・フィルタのシミュレーション設計
 3.3―ハイパス・フィルタのシミュレーション設計
 3.4―バンドパス・フィルタのシミュレーション設計
 3.5―ユニバーサル・フィルタのシミュレーション設計
 3.6―特殊なアクティブ・フィルタのシミュレーション設計

 ~より高性能な複合アンプの特性を検証する~
第4章 高度な複合アンプへ発展させる
 4.1―電圧-電流変換(V-Iコンバータ)回路
 4.2―高速・高精度複合アンプ
 4.3―利得精度を向上させた複合アンプ
 4.4―位相-周波数特性を向上させた複合アンプ
 4.5―ハイブリッド・トランジスタ・ローノイズ・アンプ
 4.6―ハイブリッドFETローノイズ・アンプ
 4.7―ハイブリッド・ハイインピーダンス・ヘッド・アンプ
 4.8―フォトカプラを使用したアイソレーション・アンプ
 4.9―トランスを使用したアイソレーション・アンプ

 ~周波数特性と雑音特性をシミュレーションする~
第5章 I-V(電流-電圧)変換回路の設計と応用
 5.1―電流-電圧変換回路
 5.2―電圧入力によるCT(カレント・トランス)用増幅器
 5.3―電流入力によるCT用増幅器
 5.4―直流ドリフトを改善したCT用増幅回路
 5.5―フォト・ダイオード用増幅器
 5.6―特性を改善したフォト・ダイオード用増幅回路
 5.7―電圧入力による圧電型加速度センサ用増幅回路
 5.8―圧電型加速度センサ用チャージ・アンプ

 ~AC-DC変換器の誤差と限界を検証する~
第6章 非線形な増幅/変換回路の設計
 6.1―ツェナー・ダイオードを使用したリミット増幅器
  コラム 二つのツェナー・ダイオードの比較
 6.2―リミット値を半固定に設定できるリミット増幅回路
 6.3―直流電圧でリミット値をコントロールできるリミット増幅器
 6.4―FETを使用したスルーレート・リミッタ
 6.5―OPアンプを使用した両波検波回路
 6.6―高周波特性のよい両波検波回路
 6.7―高精度の両波検波回路
 6.8―平均値応答のAC-DCコンバータ
 6.9―高周波特性がよく直流ドリフト対策をしたAC-DCコンバータ
 6.10―平均値検波と実効値検波

 ~発振原理をシミュレータで確認する~
第7章 発振回路の設計
 7.1―発振回路オーバビュー
 7.2―汎用タイマIC 555を使用したマルチバイブレータ回路
 7.3―OPアンプによるマルチバイブレータ回路
 7.4―ファンクション・ジェネレータ(方形波・三角波)基本回路
 7.5―ダイオード・ブリッジを使用した高確度ファンクション・ジェネレータ
 7.6―デューティを可変できるファンクション・ジェネレータ
 7.7―半固定抵抗で周波数を可変できるファンクション・ジェネレータ
 7.8―直流電圧により周波数スイープできるファンクション・ジェネレータ
 7.9―クリッパ方式によるウィーンブリッジ発振回路
 7.10―AGC方式によるウィーンブリッジ発振回路
 7.11―Bubba発振器
 7.12―直交(直角位相)発振回路
 7.13―クリッパ方式によるステート・バリアブル・フィルタを用いた発振回路
 7.14―AGC方式ステート・バリアブル・フィルタによる発振回路
 7.15―低周波で低歪みのステート・バリアブル・フィルタによる発振回路

 ~安定性を決定する負帰還特性をシミュレーションする~
第8章 電源回路設計への応用
 8.1―低電圧シリーズ・レギュレータ(15V・250mA)
 8.2―中電圧シリーズ・レギュレータ(100V・50mA)
 8.3―高電圧シリーズ・レギュレータ(300V・150mA)
 8.4―電圧可変トラッキング・レギュレータ
 8.5―定電圧・定電流電源



関連エントリ




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tag: LTspice OPアンプ 

回路シミュレーションと実測の比較

回路シミュレータの使いどころでシミュレーションを行った2石弛張発振回路を実際に製作し、オシロスコープPDS5022で測定した波形との比較を行いました。
その結果、波形の定性的な波形や動作原理はシミュレーションが実験を良く再現していることが分かりました。反面、シミュレーションモデルのパラメータに強く依存する発振周波数などは無視できない差がでました。

001_20100206191236.png 002_20100206191236.png


実測の必要性


回路シミュレータの使いどころでは、挙動の分からない回路は実際に製作を行う前にシミュレーションを行うべきであると書き、2石弛張発振回路のシミュレーションを行いました。


003_20100111051422.png
fig.1: シミュレーション回路

004_20100111051422.png
fig.2: シミュレーション結果


一方で、シミュレーション結果は本当に現実の回路の挙動を完全に再現しているかと言うと疑問が残ります。そこで、ブレッドボード上に製作した2石弛張発振回路をオシロスコープPDS5022で測定し、シミュレーションと波形の比較を行いました。

PDS5022での電流波形測定法


RCサーボモータの電流波形では、0.1Ωのセメント抵抗を電流測定用のシャント抵抗とし、その両端の電圧をOPアンプで増幅して電流プローブとしました。
今回は、さらに簡易的に1Ωの抵抗を電流経路に挿入し、その両端の電圧波形をオシロスコープで観察することで電流波形を求める事としました。


001_20100206191236.png
fig.3: コンデンサ電圧,LED電流測定回路


コンデンサの両端電圧との同時測定を行うためにfig.3のようにやや変則的な位置にオシロスコープのGNDプローブを接続しました。
LEDに流れる電流波形は、CH1の測定電圧からオームの法則を用いて以下のように算出しました。


_eq_mk9l.png


測定結果


実際に測定した波形をfig.4に示します。


002_20100206191236.png
fig.4: 実測波形


赤のラインがLEDに流れる電流波形で、緑のラインがコンデンサの両端の電圧波形です。

シミュレーションとの比較


実測波形(fig.4)とシミュレーション結果(fig.2)を比較すると、LED電流波形がパルス状であること、コンデンサ電圧波形がのこぎり波状であることが共通しているのがわかります。
回路シミュレータの使いどころで主な問題としていたのは、コンデンサの両端にかかる電圧の極性でしたが、極性に関してはシミュレーションは現実の回路を再現していることが分かります。

一方で、発振周波数、LEDのピーク電流、コンデンサ電圧の振幅などは実測とシミュレーションの間で無視できないほど大きな違いがあります。
発振周波数はコンデンサの端子間電圧の振幅に依存しますし、この振幅はトランジスタのLEDの順電圧とベースエミッタ間電圧に依存します。したがって、今回の実測とシミュレーションの違いは、これらの素子のモデルパラメータに強く依存すると言うことだと思います。

いずれにせよ、シミュレーションを行う際には、そのシミュレーションからどこまでの議論ができるのかを考えておく必要があります。

関連エントリ




参考URL




付録


このエントリで使用したBSch3V形式回路図ファイルと測定データを添付します。ファイル名末尾の".txt"を削除して、"_"を"."に変更すれば使えるはずです。


参考文献/使用機器




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tag: LTspice PDS5022 

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