予約投稿機能が死んでる

ここのところ、fc2ブログの予約投稿機能が機能していないようです。今日も0時にアップロードされるように設定しておいた記事が投稿されていませんでした。

フォーラムでも話題に上がっているようですね。
予約投稿し、その時間になってもブログに反映されません

本当に速く直して欲しいところです。特に予約投稿機能のためにYahoo!ブログから乗り換えた身分としては。

バッファとヒステリシス その2

前回は、普通のデジタルバッファに抵抗2本を追加することによってシュミットトリガバッファになるという話を書きました。
今回は逆に、シュミットトリガインバータのヒステリシスを減らすことを考えます。

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○シュミットトリガインバータのヒステリシス幅を減らす
fig.1のようにシュミットトリガインバータに抵抗を2本追加することにより、ヒステリシス幅を減らすことが出来ます。


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fig.1: シュミットトリガインバータのヒステリシス幅の減少


この回路をLTspiceでシミュレーションしました。fig.4の青のラインを赤のラインと比較すると確かにヒステリシス幅が減少していることが分かります。


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fig.2: 抵抗付加前後の比較回路

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fig.3: 時間-出力電圧グラフ

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fig.4: 入力電圧-出力電圧グラフ


○インバータと反転コンパレータ
前回のエントリでは、デジタルバッファの中身はコンパレータであると書きました。(fig.5)


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fig.5: バッファの中身は非反転コンパレータ


とすれば、インバータの中身は反転コンパレータだと考えることが出来ます。(fig.6)


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fig.6: インバータの中身は反転コンパレータ


さらにもう一歩踏み込んで考えれば、シュミットトリガインバータの中身が反転ヒステリシスコンパレータであることは想像に難くないでしょう。(fig.7)


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fig.7: シュミットトリガインバータの中身は反転ヒステリシスコンパレータ


このシュミットトリガインバータに抵抗2本を追加すると、OPアンプのように負帰還をかけることになります。この負帰還の効果によってヒステリシス幅を小さくすることが出来ます。


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fig.8: 負帰還をかける

tag: LTspice 

LTspiceでサーミスタ(温度係数を持つ抵抗)

LTspiceで温度解析で、LTspiceを使って温度解析をする方法を書きました。トランジスタやダイオードといった半導体に関して、SPICEはその温度係数を表すパラメータを持っています。
しかしながら、温度係数を持つ部品はトランジスタとダイオードだけではありません。
普通の抵抗器も温度係数を持ちますし、積極的に温度係数を持たせて温度計として利用する素子としてサーミスタもあります。

これらのモデルは、通常の抵抗器のモデルの抵抗値のパラメータの部分に温度を表すtempを含む式を入力することで作ることができます。
今回は、この方法を用いてサーミスタのシミュレーションを行います。
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温度係数を持つ抵抗


はじめに温度係数(TEMPCO)を持つ抵抗のモデルです。
このモデルは、25℃で1kΩの抵抗値を持ち、1℃あたり0.3%の抵抗値変化をもつ抵抗器です。
抵抗値を入力する欄に{1k+3*(temp-25)}と入力します。


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fig.1: 温度係数を持つ抵抗モデルのスケマティック

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fig.2: 温度係数を持つ抵抗モデルのグラフ。横軸が温度で縦軸が抵抗値。


サーミスタ


つぎに温度係数を持つ抵抗のモデルよりも複雑な数式で表されるサーミスタのモデルです。
サーミスタは、温度変化に対して以下の式で表されるような抵抗値変化をする素子です。


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ここで、Rthは温度Tにおける抵抗値で、RrはTrのときの抵抗値です。Bはサーミスタ定数です。
ただし、TとTrは摂氏ではなく絶対温度です。
以下では、村田製作所のNTC型サーミスタNTH4G39A 10E02の定数を使ったモデルです。
抵抗値は25℃で10kΩでB=3900です。
抵抗値を入力する欄に{10k*exp(3900*((1/(temp+273.15))-(1/298.15)))}と入力します。


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fig.3: サーミスタモデルのスケマティック

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fig.4: サーミスタモデルのグラフ。横軸が温度で縦軸が抵抗値。

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fig.5: サーミスタモデルのグラフ。横軸が温度で縦軸が抵抗値の片対数グラフ。


温度補償


最初に取り上げた温度係数を持つ抵抗は、半導体の温度補償を行うために使われるようです。
pcm1723さんのブログSX-150 の VCO の温度補償 (2) -- 回路と LTSpice シミュレーション (2)のエントリでは温度補償用抵抗を用いた温度補償のシミュレーションが行われています。

関連エントリ




付録


このエントリで使用したLTspiceのシミュレーション用ファイルを添付します。ファイル名末尾の".txt"を削除して、"_"を"."に変更すれば使えるはずです。

tag: LTspice 温度解析 直流動作点解析 サーミスタ 温度補償抵抗 可変抵抗 

BSch3Vでカラーイメージ出力

水魚堂さんが公開されている回路図エディタBSch3Vから直接カラーのPNG画像が出力できるようになりました。




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これまで私は、白黒BMPまたはカラーEMFで出力し、GconでPNGへ変換していました。
カラーEMFからPNGを作った後に画像サイズを縮小すると、画像がぼんやりしてしまう上にサイズも大きくなるという欠点があったのですが、今回のアップデートのおかげで簡単に軽くて綺麗な画像が出力できるようになりました。

tag: BSch 

複数アップロード

fc2ブログのファイル管理機能(要するににブログの画像とかのアップロード機能)が強化され、同時に複数のファイルのアップロードができるようになりました。




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おかげでずいぶん便利になりました。
しかし、欲を言うなら各画像ごとにサムネイルの生成をするかしないかの設定をできるようにして欲しいです。

バッファとヒステリシス その1

デジタルバッファとコンパレータの動作はよく似ています。シュミットトリガ入力でないデジタル非反転バッファに、抵抗を2本追加することによってシュミットトリガバッファにすることが出来ます。
今回は、この回路についてLTspiceでのシミュレーションを行いました。

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○普通のバッファにヒステリシスをつける
fig.1のようにバッファに抵抗を2本追加することにより、バッファをシュミットトリガバッファにすることが出来ます。


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fig.1: バッファへヒステリシス特性の付加


この回路をLTspiceでシミュレーションしました。fig.4の青のラインを赤のラインと比較すると確かにヒステリシス特性が追加されたことが分かります。


002_20090320165725.png
fig.2: 抵抗付加前後の比較回路
003_20090320165521.png
fig.3: 時間-出力電圧グラフ
004_20090320165725.png
fig.4: 入力電圧-出力電圧グラフ


○シュミットトリガバッファとヒステリシスコンパレータ
標準ロジックICに存在するデジタルバッファの動作は、アナログICであるコンパレータによく似ています。


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fig.5: バッファの中身はコンパレータのようなもの


デジタルICの中身が、しきい値があらかじめ決められているコンパレータであると考えれば、ヒステリシスコンパレータと同じ理屈でシュミットトリガバッファに出来るということにも納得がいくと思います。


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fig.6: ヒステリシスコンパレータとシュミットトリガバッファ


○付録
このエントリで使用したLTspiceのシミュレーション用ファイルを添付します。ファイル名末尾の".txt"を削除して、"_"を"."に変更すれば使えるはずです。

tag: LTspice 

LTspiceでデジタル回路 その1

LTspiceは、標準でデジタルICのモデルを持っています。
しかしながらデフォルトでは"H"レベルが1Vとなっているので、そのままでは標準的な5Vロジックのシミュレーションには向きません。
そこで、各素子のSpiceLineにパラメータを指定して5V系や3.3V系でのシミュレーションをする方法を書きます。

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○インバータのシミュレーション
以下のような、単純なインバータのシミュレーション例を示します。


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fig.1: インバータのテストスケマティック

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fig.2: グラフ


まずは、[Component]のなかの[Digital]フォルダからInvを選択して、回路図上に配置します。
次に、Invの上で右クリックします。すると、fig.3のような「Component Attribute Editor」ダイアログが立ち上がります。


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fig.3: Component Attribute Editor ダイアログ


SpiceLineの欄に

Vhigh=5V Vlow=0V Vt=2.5V

と入力します。この際に、となりの「Visible」チェックボックスにチェックを入れるとスケマティック上にSpiceLineに入力した項目が表示されます。
各パラメータの意味は、大体想像通りだと思いますが、以下のとおりです。

Vhigh : "H"レベル出力電圧
Vlow : "L"レベル出力電圧
Vt : しきい値(スレッショルド)電圧

上記の例では、5V動作でしきい値が2.5Vというわけです。

○シュミットトリガインバータのシミュレーション
シュミットトリガインバータの場合、ただのインバータのときに加えてヒステリシス幅を設定する必要があります。


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fig.4

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fig.5

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fig.6


やることは同じで、SpiceLineにVh=0.5Vを追加します。

Vhigh : "H"レベル出力電圧
Vlow : "L"レベル出力電圧
Vt : しきい値(スレッショルド)電圧
Vh : ヒステリシス幅

○付録
このエントリで使用したLTspiceのシミュレーション用ファイルを添付します。ファイル名末尾の".txt"を削除して、"_"を"."に変更すれば使えるはずです。

tag: LTspice 

MicrochipがHI-TECHを買収

PICやPSoCのCコンパイラを販売していたHI-TECH SOFTWAREMicrochip Technologyに買収された模様です。

ソース:Letter to customers

PICユーザーとしては喜ばしいニュースでしょう。多分。
いっぽうで、PSoCユーザーとしては恐怖です。

In order to provide the best possible products for Microchip microcontrollers and
digital signal controllers, we will focus our energies exclusively on Microchiprelated
products. Of course, support agreements for other products will be
honored for the duration of those agreements.


ようするにマイクロチップ関連は頑張るけど、他はどんどん収縮していってサポート期間が終わったらさようならということですね。

tag: PIC PSoC 

2.4GHz CyFi RFワークショップ開催のご案内

またPSoCセミナーが開かれるようです。会場は『大阪:2009年3月24日(火)』と『東京:2009年3月31日(火)』で、参加費用は7,000円と少々高め。
内容はワイヤレスということ。詳しくは以下のサイプレスのページをどうぞ。

Ultra Low Powerと高い信頼性を誇る 2.4GHz CyFi RFワークショップ!

tag: PSoC セミナー 

携帯電話がお亡くなりに

月曜日からスキーに行っていたのですが、転んだ拍子に携帯電話のディスプレイがひどいことに。


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機種変しようと思ったのですが、近所にはdocomoとソフトバンクのお店ばっかりで、WILLCOMの携帯がおいてありません。
しょうがないので、新宿のウイルコムプラザまで行くことにしたのですが、木曜日は定休日だそうで・・・。

ここ数日で、大事なメールを送ってきた方には申し訳ありませんが、読んでません。
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