QNAPに繋いでいたUPSが役に立った件

先日の雷で私の住んでいる地域では停電がありました。

以前QNAP NASで家庭用ファイルサーバで紹介したとおり、私は大学の研究室でQNAP NASをファイルサーバーとして24時間稼動させています。
NASもPCと同じで、突然電源を切られると中のデータが破損する可能性があります。
そこで、私は無停電電源装置(UPS)をあらかじめ接続しておいたのですが、今回の停電では無事に自動シャットダウンが行われていました。


無停電電源装置(UPS)は、見た目は少し大きなテーブルタップですが、停電が起こったときには接続されているPCやNASへシャットダウン信号を送り、システムがシャットダウンされるまでの間の電力を内蔵しているバッテリーから供給します。

停電当時、私はファイルサーバーとは別の所にいたのですが、停電が復帰した後で確認してみると、システムログに正常にシャットダウンされた旨が出力されていました。

もちろん事前に正常にシャットダウン出来るかのテストはしていたのですが、まさか本当にUPSのお世話になる日が来るとは思っていませんでした。

最近のオススメ(?)構成


QNAP NASで家庭用ファイルサーバの当時の組み合わせは、一部入手困難になっているようです。同等品と言うよりは、アップグレードになってしまいますが、強いてあげるなら以下の様な感じでしょうか?



HDDに関してですが、NAS用としてはWDのRedシリーズの評判が良いようです。QNAP NASで家庭用ファイルサーバではWD Greenの低速病に煮え湯を飲まされた件について書きましたが、WDのRedは、そもそもNAS用に開発された物であるとのことです。

今回、非常に役に立ったCyberPower UPS Backup BR 350 350VA/210W CP350HG JPですが、残念ながらAmazonでは在庫切れのようです。
そこで、代替案としてCyberPower UPS CP550 550VA/330W 矩形波 CP550 JPを挙げます。電力容量的にはCP375 JPでも大丈夫なのではないかと思いますが、残念ながらCP375 JPには自動シャットダウン機能がありません。

この事に関して株式会社フォースメディアのプレスリリースには、以下の様に言及されています。

CP550 JPはQNAP社TurboNASの連動シャットダウンに対応し、万が一の電源トラブル時には、UPSと連動して安全にNASをシャットダウンさせることが可能です。
※CP375 JPには連動シャットダウンの機能はありません。


関連エントリ




フィードバック



にほんブログ村 その他趣味ブログ 電子工作へ

 ↑ 電子工作ブログランキング参加中です。1クリックお願いします。


コメント・トラックバックも歓迎です。 ↓      


 ↓ この記事が面白かった方は「拍手」をお願いします。

tag: QNAP UPS 

QNAP NASで家庭用ファイルサーバ

単なる物欲ブログになってしまいそうですが、私のパソコン周りのもろもろを紹介しようと思います。
今回は、QNAPというメーカーのNAS(Network Attached Storage)について。

130414-224627.jpg

Fig.1: QNAP NASとバックアップ用USB接続HDDとUPS


fc2ブログの広告が余りにも煩わしいので、だったら自分で広告をはる方がまだマシであろうということで、電子工作ネタでは無く恐縮ですが、とにかく更新します。


QNAP NASとは


NASというのは、Network Attached Storageの略称で、ものすごく簡単に言ってしまうとLAN接続の外付けハードディスクです。
外付けHDDというとUSB接続の物が真っ先に思い浮かぶと思います。LAN接続の外付けHDDのアドバンテージは、複数のPCから同時にアクセスできるということです。
このため、あちこちのPCにデータが散らばってしまいがちな人にとっては、データを一箇所にまとめておけるので便利です。もしもネットワークに詳しければ、インターネットを通じて外出先からもデータにアクセスできるようにすることも出来ます。(私はまだ試してませんが。)

実のところQNAPは、外付けHDDとして説明するのは適切ではなく、実際には小型で低消費電力なファイルサーバーです。
ファイルサーバーとして使うことも、実はまだまだ役不足で、中身はlinuxの入った汎用省電力サーバーです。
具体的な活用方法は、例えばITmediaでは“真・最強NAS”活用術 第3回:はじめてのNASに――手ごろな価格で手に入る「TS-110」を使う等に解説があります。

オススメ(?)構成


オススメかどうかは分かりませんが、以下に示すのが私の構築している環境の全てです。
私が使っているのはTS-112ではなくTS-110なのですが、もはや(上位互換の)TS-112方が安いようなのでコチラを紹介します。



低速病


QNAP NASはハードディスクが別売りとなっていて、厳密に言えばハードディスクケースに分類される商品です。したがって、自分で中に入れるHDDを用意しなければならないのですが、ここで注意すべき点はWesten Digital Caviar Green シリーズは絶対に選んではいけないということです。

実を言うと、私自身もうっかりこのトラップに嵌ってしまい俗に言う『低速病』を味わいました。低速病とはWD Caviar Green WD15EADS の低速病が起こったり直ったり [コンピュータ]によると

Westen Digital Caviar Green シリーズで発生する通称「低速病」は、いわゆるPIO病・低温病といった数割程度のパフォーマンス低下ではなく、数KB/s?数MB/sレベルの致命的な速度低下問題や、ディスクそのものを認識しない間欠障害を指します。特に EARSシリーズで採用された4KBセクタ(Big Sector,Advanced Format Architecture,Large Sector)をレガシーOS (Windows XP, Mac OS 9等)で使用した際の低パフォーマンス問題と混同している方を多く見かけます。紛らわしいネーミングですが、混同しないよう注意願います。


といったものです。引用文でも再三警告されていることですが、この症状が出ると単に動作が遅くなるといったレベルではなく、低速病という名前に反して、実質的には使えなくなると考えたほうが正しいです。

この問題のもうひとつ根の深い点は『TS-110』や『TS-112』でGoogle検索をするとWDのGreenとセットで紹介しているページが少なくないことです。このことが2次被害3次被害を拡大させていると思います。
なおQNAPの公式ページには互換性のあるHDDのリストがあり、GreenシリーズはNot Recommended Hard Drivesすなわち推奨できないHDDリストに載っています

現状私のTS-110は(たまたま大学生協にあった)TOSHIBA DT01ACA200 2TBに乗せ換えたことで元気に動いています。

バックアップ


さて、必要なファイルをNASに集めることが出来るということは、逆に言えば、NASが破損すると、一気に全てのファイルを失ってしまうリスクがあることを意味します。したがって、データを定期的にバックアップする事は非常に重要になります。

バックアップの方法は色々考えられますが、私はもっともシンプルな方法として、USB接続の外付けHDDをQNAP NASに接続して定期的に自動でバックアップをさせています。(参考:外付けデバイスへのバックアップ)

USB外付けHDDは、QNAPの容量と同じだけの容量を持ったものなら何でもいいと思いますが、私はうっかり購入してしまったWDのGreenを玄人志向のUSB外付けHDDケースに入れて使っています。



TS-219PIIなどのHDDを複数個搭載できる上位機種でRAID1(ミラーリング)を構成するというアイデアもありますがRAIDはバックアップにならないの原則に従って、今回は見送りました。

また、TS-219PIIなどの複数ベイモデルでRAIDを使わずに定期コピーを行うという選択肢もありましたが、バックアップは物理的に異なるハードウエアに対して行うほうが良いと思ったので外付けHDDを選びました。こうしておけばQNAP NAS本体が壊れたときでもUSB外付けHDDを直接PCにつないでデータを読むことが出来ます。

無停電電源装置(UPS)


複数のPCからネットワーク越しにアクセスする運用なら必然的に長時間(おそらく24時間)電源を入れっぱなしで使うことになると思います。そうすると怖いのが停電や瞬停です。この停電対策に用いられるのが、無停電電源装置(UPS)です。

無停電電源装置とは、テーブルタップの中にバッテリーと充電回路・DCAC変換回路が入っていて(1)通常はAC電源をバイパスしつつバッテリーに充電し(2)停電するとバッテリーからAC出力を取り出して接続機器に電力を供給する、というものです。



無停電電源装置にも主にバックアップ動作時の出力波形の質(矩形波か正弦波か)やバッテリ容量に関してピンキリありますが、私の用途程度ならCyberPower UPS Backup BR 350 350VA/210W CP350HG JP程度で充分です。

またQNAPは標準でCyberPower UPS Backup BR 350 350VA/210W CP350HG JPに対応しており、USBケーブルを接続するだけで、管理Webページの『ホーム』→『外部デバイス』→『UPS設定』から停電時にNASを自動シャットダウンする設定が出来ます。

ups.png
Fig.2: CyberPower UPSはUSB接続をするだけで認識する


実際にQNAP NASをCyberPower UPS Backup BR 350 350VA/210W CP350HG JPに接続した状態でUPSのACプラグを抜いて停電を模擬してみたところ、バックアップ動作をした後、QNAPを正常に自動シャットダウンすることが出来ました。
大学の研究室で使っているので、万が一にもそんな事はないとは思いますが、これで停電が起こっても大丈夫です。

参考URL




フィードバック



にほんブログ村 その他趣味ブログ 電子工作へ

 ↑ 電子工作ブログランキング参加中です。1クリックお願いします。


コメント・トラックバックも歓迎です。 ↓      


 ↓ この記事が面白かった方は「拍手」をお願いします。

tag: QNAP TS-110 TS-112 UPS 

FC2カウンター
カテゴリ
ユーザータグ

LTspiceAkaiKKRmachikaneyamaScilabKKRPSoCCPAOPアンプPIC強磁性常微分方程式モンテカルロ解析トランジスタode状態密度DOSインターフェースecaljスイッチング回路定電流PDS5022半導体シェルスクリプト乱数レベルシフトHP6632A温度解析可変抵抗I2Cブレッドボード分散関係トランジスタ技術R6452A数値積分反強磁性バンドギャップ確率論セミナー絶縁偏微分方程式非線形方程式ソルババンド構造熱設計カオスA/DコンバータISO-I2Cフォトカプラ三端子レギュレータシュミットトリガLEDGW近似LM358アナログスイッチ数値微分TL43174HC4053マフィンティン半径発振回路サーボ直流動作点解析カレントミラーPC817CUSB単振り子bzqlty開発環境BSch2ちゃんねる電子負荷イジング模型LDAチョッパアンプ量子力学補間アセンブラFFTブラべ格子標準ロジックパラメトリック解析基本並進ベクトルewidthキュリー温度QSGWGGA失敗談MaximaSMPTLP621スイッチト・キャパシタ熱伝導コバルト相対論スピン軌道相互作用六方最密充填構造繰り返しFETランダムウォークcygwingfortran不規則合金状態方程式ラプラス方程式抵抗スレーターポーリング曲線位相図格子比熱マントルデータロガー自動計測ダイヤモンドガイガー管QNAPUPS固有値問題条件分岐井戸型ポテンシャルシュレディンガー方程式詰め回路MCU第一原理計算起電力熱力学スーパーセルVCALM555仮想結晶近似awkTLP521NE555ubuntufsolveブラウン運動OpenMPVESTA最大値テスタ差し込みグラフFXA-7020ZRWriter509三角波TLP552平均場近似最適化最小値過渡解析LMC662トランスPIC16F785CapSenseMBEナイキスト線図CK1026フィルタP-10負帰還安定性EAGLEAACircuit2SC1815OPA2277PGAノコギリ波縮退非線型方程式ソルバL10構造fcc面心立方構造結晶磁気異方性TeX全エネルギー固定スピンモーメントFSMウィグナーザイツ胞interp1ヒストグラム確率論マテリアルデザインspecx.fジバニャン方程式等高線初期値フェルミ面正規分布c/agnuplotBaO岩塩構造ルチル構造ウルツ鉱構造ZnO重積分SIC二相共存スワップ領域リジッドバンド模型半金属合金multiplotハーフメタルデバイ模型edeltquantumESPRESSOフォノンifortUbuntuマンデルブロ集合キーボードRealforce関数フィッティングフラクタルクーロン散乱CIF化学反応三次元最小二乗法日本語直流解析PCトラックボールExcelTS-110パラメータ・モデル等価回路モデルTS-112疎行列文字列HiLAPW両対数グラフ片対数グラフ熱拡散方程式陰解法境界条件連立一次方程式Crank-Nicolson法グラフの分割軸ラベルヒストグラム不規則局所モーメント入出力円周率Gimp凡例線種シンボルMAS830L

最新コメント
リンク

にほんブログ村 その他趣味ブログ 電子工作へ