HP6632AでFXA-7020ZR負荷試験

HP6632AでFXA-7020ZRの負荷試験 失敗編では、システム電源HP6632Aを電子負荷とし、スイッチング電源装置FXA-7020ZRから負荷までの配線抵抗の測定をしました。
今回は、負荷をかけた際のスイッチング電源装置の電源端子での直流出力電圧と交流リプル電圧の実効値測定を行い、直流出力電圧は負荷にかかわらずほぼ一定であること、リプルは負荷電流に応じて大きくなることを確認しました。

001_20090623200742.png 002_20090623200742.png



HP6632AでFXA-7020ZRの負荷試験 失敗編ではスイッチング電源の特性を測るつもりで、配線抵抗を測っていたという情けないオチでした。
そこで今回は、スイッチング電源(FXA-7020ZR)の電源端子での直流電圧とリプル電圧を測定しました。

○測定方法
前回と同様スイッチング電源の5V端子と電子負荷の間はミノムシケーブルで接続し、これとは別のケーブルでスイッチング電源の端子とデジタルマルチメータの電圧端子を接続しました。


001_20090623200742.png
fig.1: 接続概念図


この状態で、電子負荷のシンク電流を約0.5Aステップで可変させたときの直流電圧と交流電圧の実効値を測定しました。

○測定結果
以下に測定結果のグラフを示します。


002_20090623200742.png
fig.2: 直流電圧(赤) リプル電圧(緑)


横軸は電流で、赤のマーカで示したのが直流出力電圧、緑のマーカーで示したのがリプル電圧の実効値です。
出力電圧が電流に比例して減少しているのは、前回と同様に電流経路と共通部分の配線抵抗による電圧降下だと考えられます。

一方で緑で示したリプル電圧は、300mAの負荷電流の点を除き、出力電流が増えるにしたがって大きくなっています。
無負荷よりも500mA程度の負荷をかけたほうがリプルが少ないと言うのは興味深い事実かもしれません。

○関連エントリ


○参考URL


○付録
BSch3V形式の回路図と測定した生データを添付します。ファイル名末尾の".txt"を削除して、"_"を"."に変更すれば使えるはずです。


○フィードバック

にほんブログ村 その他趣味ブログ 電子工作へ

 ↑ 電子工作ブログランキング参加中です。1クリックお願いします。


コメント・トラックバックも歓迎です。 ↓      


 ↓ この記事が面白かった方は「拍手」をお願いします。

tag: HP6632A FXA-7020ZR R6452A 開発環境 

HP6632AでFXA-7020ZR負荷試験 失敗編

システム電源HP6632Aを電子負荷として利用し、スイッチング電源FXA7020ZRの負荷試験を行いました。
しかし、実際に負荷側の電圧を測定してみると、配線抵抗が大きすぎたため、スイッチング電源の特性を測っていたつもりで、配線抵抗の大きさを測っていたという情けない結果に。

002_20090623144311.png 003_20090623144312.png 004_20090623144312.png



Yahoo!オークションで落札したシステム電源HP6632Aは、安定化電源としてだけでなく、電子負荷としても利用できると言う特徴を持っています。
このHP6632Aを使い、これまで使っていた、以前若松で購入したジャンクのスイッチング電源FXA-7020ZRの負荷試験を行いました。(リンク先は日米無線電機商会です。)

○測定方法
FXA-7020ZRスイッチング電源の各出力端子は、両端がミノムシクリップになっているケーブルで、外部に出してあります。例えばPSoCでLED正弦波駆動のエントリの写真に見えているミノムシもこれです。


001_20090604133316.jpg
fig.0: スイッチング電源から引き出されたミノムシケーブルの利用例


そこで、このスイッチング電源の5V出力端子から出ているミノムシケーブルをHP6632Aの出力端子へ接続し、定電流モードで動作させた際のHP6632Aの電圧値を読み取りました。
電流値は、約200mAステップで3.4Aまで変化させました。

○結果
電流と電圧をプロットしたグラフを以下に示します。


001_20090623144250.png
fig.1: 電流と負荷側の端子電圧


多少うねっていますが、一次関数へフィッティングを行った結果を以下に示します。


002_20090623144311.png
fig.2: フィッティング関数 V=-0.673572*I+4.84945


フィッティングの結果、V=-0.673572*I+4.84945という値が得られました。

○LTspiceシミュレーション
測定結果の傾き(-0.673572)と切片(4.84945)がどのような意味を持つのか考えるために、負荷試験の特性を再現する等価回路を考えます。
以下のスケマティックのシミュレーションをしました。


003_20090623144312.png
fig.3: 電圧源と配線抵抗

004_20090623144312.png
fig.4: 配線抵抗の影響


fig.4のグラフは電流源のシンク端子と抵抗R1の間のノードの電圧を測定したものです。

○ミノムシケーブルの配線抵抗
結論から書くと、スイッチング電源の特性を測っているつもりで、ただ単にミノムシケーブルの配線抵抗を測っていただけということでした。

傾きが配線抵抗の0.67Ωをあらわしていて、切片がスイッチング電源の出力電圧4.8Vをあらわしていると言うことです。

知識として理解しているつもりでも、実際に負荷での端子電圧が下がってしまっていることをみるとちょっとした驚きです。
私の工作は小信号系ばかりなので、問題になるほど電圧が落ちるほど電流を取り出すことは稀なのですが。

○関連エントリ


○参考URL


○付録
このエントリで使用したLTspiceのシミュレーション用ファイルを添付します。ファイル名末尾の".txt"を削除して、"_"を"."に変更すれば使えるはずです。


○フィードバック

にほんブログ村 その他趣味ブログ 電子工作へ

 ↑ 電子工作ブログランキング参加中です。1クリックお願いします。


コメント・トラックバックも歓迎です。 ↓      


 ↓ この記事が面白かった方は「拍手」をお願いします。

tag: LTspice FXA-7020ZR HP6632A 

FC2カウンター
カテゴリ
ユーザータグ

LTspiceAkaiKKRmachikaneyamaScilabKKRPSoC強磁性CPAPICOPアンプecalj状態密度常微分方程式モンテカルロ解析odeトランジスタインターフェースDOSPDS5022スイッチング回路定電流半導体分散関係シェルスクリプト乱数レベルシフトHP6632A可変抵抗温度解析トランジスタ技術ブレッドボードR6452AI2C確率論セミナー数値積分反強磁性バンドギャップ熱設計非線形方程式ソルバ絶縁バンド構造偏微分方程式三端子レギュレータフォトカプラカオスマフィンティン半径ISO-I2CGW近似LM358A/DコンバータシュミットトリガLEDUSB数値微分サーボアナログスイッチ補間発振回路カレントミラー直流動作点解析TL43174HC4053PC817C単振り子FFTVESTA開発環境bzqlty電子負荷量子力学基本並進ベクトルパラメトリック解析標準ロジックチョッパアンプBSchLDAアセンブラブラべ格子2ちゃんねるイジング模型PWscf状態方程式仮想結晶近似キュリー温度Quantum_ESPRESSO熱伝導VCAスイッチト・キャパシタewidth最適化QSGWTLP621GGASMPMaxima失敗談位相図六方最密充填構造繰り返しスピン軌道相互作用相対論ランダムウォークFETgfortranコバルトスレーターポーリング曲線ラプラス方程式抵抗cygwin不規則合金格子比熱熱力学マントル条件分岐MCU井戸型ポテンシャルダイヤモンドQNAPUPS固有値問題シュレディンガー方程式自動計測ガイガー管詰め回路OpenMPTLP521ハーフメタルLM555ubuntufsolveブラウン運動平均場近似NE555ZnOTLP552QuantumESPRESSOxcrysdenCIF最小値最大値awkフェルミ面テスタ第一原理計算Ubuntu差し込みグラフFXA-7020ZR三角波過渡解析Writer509データロガースーパーセル起電力CK1026AACircuitMAS830LフィルタMBEP-10PGAトランスナイキスト線図ノコギリ波負帰還安定性EAGLEOPA2277PIC16F785CapSenseLMC6622SC1815入出力固定スピンモーメントFSMTeX結晶磁気異方性全エネルギーc/a合金multiplotgnuplot非線型方程式ソルバL10構造正規分布等高線ジバニャン方程式初期値interp1fcc面心立方構造ウィグナーザイツ胞半金属デバイ模型磁気モーメント電荷密度重積分SIC不純物問題ゼーベック係数cif2cellPWgui擬ポテンシャル二相共存ウルツ鉱構造edeltquantumESPRESSOフォノンリジッドバンド模型スワップ領域BaO岩塩構造ルチル構造ヒストグラム確率論マテリアルデザインフラクタルマンデルブロ集合キーボードRealforceクーロン散乱三次元疎行列縮退化学反応関数フィッティング最小二乗法Excel直流解析PCTS-110TS-112日本語パラメータ・モデル等価回路モデル文字列状態図陰解法熱拡散方程式HiLAPW両対数グラフCrank-Nicolson法連立一次方程式specx.fifort境界条件片対数グラフグラフの分割円周率ヒストグラム不規則局所モーメントGimpシンボル軸ラベル凡例線種トラックボール

最新コメント
リンク

にほんブログ村 その他趣味ブログ 電子工作へ