LTspiceの接頭語

LTspiceでは、色々なところで、数字に付ける接頭語(kとかmとか)がつかえます。
便利な接頭語ですが、LTspiceは大文字と小文字の区別をしないため、注意をして使わなければ、とんでもない間違いをすることがあります。

001_20091204025516.png 002_20091204025515.png


LTspiceで使える接頭語一覧


LTspiceの接頭語の一覧を以下に示します。

SuffixMultiplier
T1E12
G1E9
Meg1E6
k1E3
Mil25.4E-6
m1E-3
u1E-6
n1E-9
p1E-12
f1E-15
table.1: 接頭語一覧


"μ"は、"u"で代用します。

大文字と小文字を区別しない


LTspiceは、大文字と小文字を区別しません。これに関連する罠として有名(?)であるのが、Megとmです。
10の6乗を意味するM(メガ)は、LTspiceではMegとかく必要があります。大文字のMはm(ミリ)、すなわち10の-3乗と解釈されます。

スーパーキャパシタのシミュレーション


秋月電子通商で、耐圧が5.5V、内部抵抗30Ωで容量が1Fの電気二重層コンデンサを扱っています。
非常に大容量であるこのコンデンサは、5V系マイコンのバックアップ電源などに使われるようです。

この内部抵抗30Ω、静電容量1Fのコンデンサに5V電源を接続したときの充電波形のシミュレーションを試みました。


001_20091204025516.png
fig.1: 充電のシミュレーション

002_20091204025515.png
fig.2: 充電波形


さて問題です。fig.1-2はどこが間違っているでしょうか?
私はシミュレーションを走らせてみるまで間違いに気がつきませんでした。

付録


このエントリで使用したLTspiceのシミュレーション用ファイルを添付します。ファイル名末尾の".txt"を削除して、"_"を"."に変更すれば使えるはずです。


フィードバック



にほんブログ村 その他趣味ブログ 電子工作へ

 ↑ 電子工作ブログランキング参加中です。1クリックお願いします。


コメント・トラックバックも歓迎です。 ↓      


 ↓ この記事が面白かった方は「拍手」をお願いします。

tag: LTspice 過渡解析 失敗談 

LTspiceで電圧制御抵抗(VCR)

LTspiceで回路シミュレーションにて、可変抵抗のシミュレーションをしたくなるときがしばしばあります。可変抵抗のシミュレーションにはいろいろ方法がありますが、今回は『過渡解析において、時間に依存して抵抗値の変わる抵抗モデル』を用いたシミュレーションについて書きます。

001_20090704014134.png 002_20090704014134.png


○電圧制御電圧源
多くのSPICEは、電圧制御電圧源や電圧制御電流源のモデルを持っています。
これらは、2つのノード間の電位差に応じた出力を持ちます。

エレキジャックブログでもVoltage Dependent Voltage Source(電圧制御電圧源)の名前で特集が組まれています。

○電圧制御抵抗(Voltage Controlled Resister)
SPICEには多くの場合、可変抵抗に類するシミュレーションモデルがありません。そこで、上記の電圧制御電圧源と同様に、制御端子に印加された電圧によって抵抗値の変わる素子モデルで可変抵抗を表現しようとする試みがなされてきました。

eCircuit CenterのVoltage-Controlled Resistorが分かりやすいです。

○LTspiceの抵抗モデル
一方で、LTspiceの抵抗モデルは最初から抵抗値のパラメータをノードの電圧から設定できる機能があります。

バッファとヒステリシス その1のコメント欄にて、むらまつさんに以下のような質問をいただいたので、今回はヒステリシスコンパレータのシミュレーションを行います。

今、ヒステリシスを描きたい別の回路があります。単純化するためにコンパレータの入力の片側に電圧を入れておいて(帰還もさせています)、もう片側に抵抗で分圧して電圧を入れます。その抵抗値を上下に可変すると、コンパレータの出力がオンオフします。ヒステリシスをつけているのでオンするときと、オフするときの抵抗値が変わるはずなのですがうまくいきません。



001_20090704014134.png
fig.1

002_20090704014134.png
fig.2


○関連エントリ


○参考URL


○付録
このエントリで使用したLTspiceのシミュレーション用ファイルを添付します。ファイル名末尾の".txt"を削除して、"_"を"."に変更すれば使えるはずです。


○フィードバック

にほんブログ村 その他趣味ブログ 電子工作へ

 ↑ 電子工作ブログランキング参加中です。1クリックお願いします。


コメント・トラックバックも歓迎です。 ↓      


 ↓ この記事が面白かった方は「拍手」をお願いします。

tag: LTspice 可変抵抗 過渡解析 

FC2カウンター
カテゴリ
ユーザータグ

LTspiceAkaiKKRmachikaneyamaScilabKKRPSoC強磁性CPAPICOPアンプecalj状態密度常微分方程式モンテカルロ解析odeトランジスタインターフェースDOSPDS5022スイッチング回路定電流半導体分散関係シェルスクリプト乱数レベルシフトHP6632A可変抵抗温度解析トランジスタ技術ブレッドボードR6452AI2C確率論セミナー数値積分反強磁性バンドギャップ熱設計非線形方程式ソルバ絶縁バンド構造偏微分方程式三端子レギュレータフォトカプラカオスマフィンティン半径ISO-I2CGW近似LM358A/DコンバータシュミットトリガLEDUSB数値微分サーボアナログスイッチ補間発振回路カレントミラー直流動作点解析TL43174HC4053PC817C単振り子FFTVESTA開発環境bzqlty電子負荷量子力学基本並進ベクトルパラメトリック解析標準ロジックチョッパアンプBSchLDAアセンブラブラべ格子2ちゃんねるイジング模型PWscf状態方程式仮想結晶近似キュリー温度Quantum_ESPRESSO熱伝導VCAスイッチト・キャパシタewidth最適化QSGWTLP621GGASMPMaxima失敗談位相図六方最密充填構造繰り返しスピン軌道相互作用相対論ランダムウォークFETgfortranコバルトスレーターポーリング曲線ラプラス方程式抵抗cygwin不規則合金格子比熱熱力学マントル条件分岐MCU井戸型ポテンシャルダイヤモンドQNAPUPS固有値問題シュレディンガー方程式自動計測ガイガー管詰め回路OpenMPTLP521ハーフメタルLM555ubuntufsolveブラウン運動平均場近似NE555ZnOTLP552QuantumESPRESSOxcrysdenCIF最小値最大値awkフェルミ面テスタ第一原理計算Ubuntu差し込みグラフFXA-7020ZR三角波過渡解析Writer509データロガースーパーセル起電力CK1026AACircuitMAS830LフィルタMBEP-10PGAトランスナイキスト線図ノコギリ波負帰還安定性EAGLEOPA2277PIC16F785CapSenseLMC6622SC1815入出力固定スピンモーメントFSMTeX結晶磁気異方性全エネルギーc/a合金multiplotgnuplot非線型方程式ソルバL10構造正規分布等高線ジバニャン方程式初期値interp1fcc面心立方構造ウィグナーザイツ胞半金属デバイ模型磁気モーメント電荷密度重積分SIC不純物問題ゼーベック係数cif2cellPWgui擬ポテンシャル二相共存ウルツ鉱構造edeltquantumESPRESSOフォノンリジッドバンド模型スワップ領域BaO岩塩構造ルチル構造ヒストグラム確率論マテリアルデザインフラクタルマンデルブロ集合キーボードRealforceクーロン散乱三次元疎行列縮退化学反応関数フィッティング最小二乗法Excel直流解析PCTS-110TS-112日本語パラメータ・モデル等価回路モデル文字列状態図陰解法熱拡散方程式HiLAPW両対数グラフCrank-Nicolson法連立一次方程式specx.fifort境界条件片対数グラフグラフの分割円周率ヒストグラム不規則局所モーメントGimpシンボル軸ラベル凡例線種トラックボール

最新コメント
リンク

にほんブログ村 その他趣味ブログ 電子工作へ