NE555でのこぎり波

タイマICとして有名なNE555の応用回路のほとんどは、CRの時定数を利用した発振回路です。
CRの時定数を用いる方法は、電源電圧に依存せずCとRの値だけで周波数を決定できる利点があります。

このときの充電波形は、少し膨らんだ擬似のこぎり波(広義ののこぎり波)になります。こういった擬似のこぎり波はPMWコンパレータの比較入力などに利用されますが、このとき膨らみに起因する入力と出力の対応の非線形性が問題になる場合があります。

そこで、今回はトランジスタ技術2005年3月号のトラ技サーキット・ライブラリから「タイマIC LM555を使ったのこぎり波発生回路」を紹介します。

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以下に示すのが、555をつかった狭義ののこぎり波発生回路です。


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fig.1

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fig.2


カレントミラーで構成された定電流回路でC2へ充電を行っています。しかしながら、この定電流回路を使っているため、発振周波数は電源電圧に依存します。


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fig.3

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fig.4


電源電圧を5Vから12Vまでスイープしてみたところです。
発振周波数を微調整するためには、VCCを安定化した上でR3を可変抵抗とすれば良いでしょう。


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fig.5

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fig.6


2SA1015のモデルは、数理研究所SPICE MODEL LIBRARYの物を利用させていただきました。

○付録
LTspiceのスケマティックとプロット設定ファイルを添付します。拡張子を変更して使ってみてください。

saw555.asc
saw555.plt

tag: LTspice NE555 LM555 カレントミラー 定電流 ノコギリ波 パラメトリック解析 

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