スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

TL431で定電流ソース

TL431で低抵抗測定用10mA定電流源では、定電流シンク回路の検討をしました。今回は、この定電流シンク回路にカレントミラーを追加して定電流ソースとした回路のLTspiceシミュレーションをしました。

001_20090928223855.png 002_20090928223854.png


TL431で定電流シンク


TL431で低抵抗測定用10mA定電流源では、TL431を用いて定電流シンク回路が簡単に作れると書きました。


004_20090925235228.png


TL431で定電流ソース


TL431で作った引き込み電流をカレントミラーでコピーすれば、定電流ソースとすることができます。

カレントミラー回路はトランジスタを2石つかって、片方の経路の電流を他方の経路にコピーするような動作をします。エミッタフォロワのベース同士を接続したものと考えれば挙動を理解しやすいと思います。

TL431を用いた定電流ソース回路をLTspiceを用いてシミュレーションしました。TL431のSPICEモデルは、テキサスインスツルメンツのものを利用しました。
電源電圧5Vとし、負荷RLの大きさを変化させて定電流特性が維持されるかを確認しています。


001_20090928223855.png
fig.1: 定電流ソースのスケマティック

002_20090928223854.png
fig.2: 負荷(RL)電流(緑)、コピー元の電流(青)


負荷が大きくなるにつれて、定電流特性が維持できなくなっていることが読み取れます。特に500Ω前後から、大きく理想特性から離れています。

TL431で低抵抗測定用10mA定電流源にも同様のことが言えますが、電源電圧によって定電流を維持できる負荷の大きさが変わってくるので注意が必要です。

関連エントリ




参考URL




フィードバック



にほんブログ村 その他趣味ブログ 電子工作へ

 ↑ 電子工作ブログランキング参加中です。1クリックお願いします。


コメント・トラックバックも歓迎です。 ↓      


 ↓ この記事が面白かった方は「拍手」をお願いします。
スポンサーサイト

tag: LTspice トランジスタ TL431 定電流 カレントミラー 

LTspiceでLED調光回路

LEDの調光回路について聞かれたので、30分ぐらいで簡単な回路を設計し、シミュレーションしました。
効率はかなり悪いですが、折角なのでそのLED調光回路のシミュレーションについて書いておきます。
可変抵抗で電流を調整し、カレントミラー回路でその電流をコピーするという構成です。
各LEDに流す電流は2-20mAで電源は5Vの安定化されたACアダプターで作ることにします。

【2009/04/30】シミュレーションに使うトランジスタモデルを変更しました。

003_20090430011019.png 004_20090430011019.png


○要求仕様
求められた使用は以下のようなもの。


  • 電源はACアダプタで安定化された5V

  • LEDの順電流の可変範囲は2-20mA

  • LEDは白色(VF=3.5Vぐらい)

  • 並列数は9個

  • 1つの可変抵抗で調光



あとは、作る人がさほど電子工作が得意でなくても何とか作れるように部品点数が少ないというところでしょうか。

○カレントミラー
LEDの数が2この場合の回路をfig.1に示します。
R2は2kΩの可変抵抗で、この可変抵抗のつまみを回したときLED(D1)に流れる順電流がどのように変化するかシミュレーションしました。LEDのモデルQTLP690Cはおそらく赤LEDのモデルですが、トランジスタがが飽和しない範囲でなら(LEDの順電圧が3.5V程度を下回っている範囲でなら)何色のLEDでも挙動は、大きくは変わらないはずです。


001_20090430011006.png
fig.1: LED数2のスケマティック

002_20090430011007.png
fig.2: 可変抵抗R2の値とD1の順電流の関係


トランジスタのSPICEモデルは数理設計研究所さんのSpice Modelの物を使わせていただきました。
2SC1815のかわりにLTspice付属の2N3904のSPICEモデルを使うことにしました。

カレントミラー回路でQ1の電流が、Q2やQ3にコピーされます。LEDの順電圧特性にばらつきがってもほぼ同じ電流が流れることが期待できます。

○多LED化
出力がカレントミラー方式なので、簡単に並列化できます。fig.3,4にLEDの数を9個にした場合のシミュレーション結果を示します。


003_20090430011019.png
fig.3: LED数9のスケマティック

004_20090430011019.png
fig.4: 可変抵抗R2の値とD1の順電流の関係(並列数を増やしても変化していないことが分かる)


○関連エントリ


○参考URL


○付録
このエントリで使用したLTspiceのシミュレーション用ファイルを添付します。ファイル名末尾の".txt"を削除して、"_"を"."に変更すれば使えるはずです。


○電子工作ブログランキング参加中
にほんブログ村 その他趣味ブログ 電子工作へ
1クリックお願いします。

tag: LTspice トランジスタ LED カレントミラー 直流動作点解析 可変抵抗 定電流 

異なるGNDレベル間でI2C その6

異なるGNDレベル間でI2C その5では、pcm1723さんに教えていただいた汎用フォトカプラを高速化する方法を利用した絶縁双方向インターフェースの設計とシミュレーションをしました。

今回は、この回路をブレッドボード上に試作し、動作の確認をしました。その結果10kHzの矩形波に対して、実用に足ると考えられるという結論に至りました。
001_20081229225043.jpg 002_20081229225105.png 003_20081229225116.png

カレントミラー版の実装


これまで、異なるGNDレベル間でI2C その1その2その3その4とフォトカプラを用いた絶縁双方向インターフェースについての設計・試作を行ってきました。そして、その4の高速フォトカプラを用いた回路で、I2C高速モードに相当する400kHzの矩形波に対して十分に高速な応答を得られたため、一応の完成形を見たということにしました。

一方で、このときに使った高速フォトカプラTLP552は、電源電圧に5Vを要求することや汎用フォトカプラに比べて高価であることなどの問題点も持っています。
そこで、10kHz程度の周波数で動作する汎用フォトカプラを利用した絶縁双方向インターフェースの設計を行うことにしました。この回路にはpcm1723さんに教えていただいた汎用フォトカプラを高速化する方法を用いました。そのシミュレーション結果が、異なるGNDレベル間でI2C その5です。
このエントリでは、ブレッドボード上に試作した回路の特性を測定します。

実験条件


回路の外観と回路図を以下に示します。


001_20081229225043.jpg
fig.1: カレントミラー版回路の外観

002_20081229225105.png
fig.2: 回路図


波形・周波数測定にはPDS5022Sを用いました。
電源は送信側・受信側を共通にし、電源電圧は5Vとしました。電源装置は安物のスイッチング電源です。

10kHzでの結果



003_20081229225116.png

004_20081229225126.png
fig.3,4: 10us/div 1V/div


fig.3,4が10kHz時の結果です。赤のライン(CH1)が送信側で橙のライン(CH2)が受信側です。

100kHzでの結果



005_20081229225132.png

006_20081229225136.png
fig.5,6: 2.5us/div 1V/div


fig.5,6が100kHz時の結果です。赤のライン(CH1)が送信側で橙のライン(CH2)が受信側です。
大分うねうねしています。


007_20081229225141.png

008_20081229225148.png
fig.6,7: 1us/div 1V/div


時間軸方向に拡大してみました。

結論


10kHzでも多少の遅延・波形なまりが起こっていますが、その3の回路の測定波形と比べると、はるかに改善されています。

一方100kHzのほうはやはり実用には耐えそうにありません。

参考文献/使用機器



tag: インターフェース I2C 絶縁 フォトカプラ PC817C カレントミラー ISO-I2C ブレッドボード 

異なるGNDレベル間でI2C その5

異なるGNDレベル間でI2C その1その2その3その4とフォトカプラを用いた絶縁双方向インターフェースについての設計・試作を行ってきました。
そんな中、pcm1723さんが異なるGNDレベル間でI2C その3コメント欄汎用フォトカプラを高速化する方法を教えてくださいました。
この方法を用いれば、数10kHz程度までは綺麗な波形を保てそうです。

今回は、pcm1723さんに教えていただいた、出力段にカレントミラーを使う方式で高速化した汎用フォトカプラを用いた絶縁双方向インターフェースの検討をします。
002_20081220183829.png 003_20081220183836.png

○汎用フォトカプラ(PC817C等)の利点
異なるGNDレベル間でI2C その2その4では、デジタル出力型の高速フォトカプラTLP552を使って高速化することを考えました。
しかし、TLP552のような、汎用とはいえない部品は少しばかり高価で、販売している店も限られます。千石電商では220円です。
一方で、汎用フォトカプラであるPC817Cは、秋月で8個入り100円で、代替品としては、TLP621-1が秋月で5個入り100円TLP521-1が千石で1個40円と選択肢がたくさんあります。

また、TLP552は電源電圧範囲が4.5V~5.5Vと5V系でしか使えないという欠点もあります。

○汎用フォトカプラの高速化
異なるGNDレベル間でI2C その3コメント欄にて、pcm1723さんに汎用フォトカプラを高速化する方法を教えていただきました。この方法はそのまま、異なるGNDレベル間でI2C その1の回路に適用することができます。

○絶縁双方向インターフェースへの応用

001_20081220183805.png
fig.1: カレントミラー出力型絶縁双方向インターフェース回路


以前までSBDを使っていた部分は、せっかくのカレントミラーだったので出力系統を増やすことで代えてみました。この変更のおかげで、SBDのVf分の電圧がGNDから浮く問題も同時に解決されました。

○10kHzでのLTspiceシミュレーション
カレントミラー出力型のLTspiceシミュレーションの結果を以下に示します。入力クロックは10kHzとしました。


002_20081220183829.png
fig.2: 10kHzのスケマティック

003_20081220183836.png
fig.3: 10kHzのグラフ


○100kHzでのLTspiceシミュレーション
同様に100kHzでのシミュレーションの結果です。


004_20081220183842.png
fig.4: 100kHzのスケマティック

005_20081220183847.png
fig.5: 100kHzのグラフ


○付録
このエントリで使用したLTspiceのシミュレーション用ファイルを添付します。ファイル名末尾の".txt"を削除して、"_"を"."に変更すれば使えるはずです。


tag: LTspice インターフェース I2C 絶縁 フォトカプラ PC817C TLP621 カレントミラー ISO-I2C 

NE555でのこぎり波

タイマICとして有名なNE555の応用回路のほとんどは、CRの時定数を利用した発振回路です。
CRの時定数を用いる方法は、電源電圧に依存せずCとRの値だけで周波数を決定できる利点があります。

このときの充電波形は、少し膨らんだ擬似のこぎり波(広義ののこぎり波)になります。こういった擬似のこぎり波はPMWコンパレータの比較入力などに利用されますが、このとき膨らみに起因する入力と出力の対応の非線形性が問題になる場合があります。

そこで、今回はトランジスタ技術2005年3月号のトラ技サーキット・ライブラリから「タイマIC LM555を使ったのこぎり波発生回路」を紹介します。

001_20081123203309.png 002_20081123203315.png



以下に示すのが、555をつかった狭義ののこぎり波発生回路です。


001_20081123203309.png
fig.1

002_20081123203315.png
fig.2


カレントミラーで構成された定電流回路でC2へ充電を行っています。しかしながら、この定電流回路を使っているため、発振周波数は電源電圧に依存します。


003_20081123203322.png
fig.3

004_20081123203328.png
fig.4


電源電圧を5Vから12Vまでスイープしてみたところです。
発振周波数を微調整するためには、VCCを安定化した上でR3を可変抵抗とすれば良いでしょう。


005_20081123203333.png
fig.5

006_20081123203339.png
fig.6


2SA1015のモデルは、数理研究所SPICE MODEL LIBRARYの物を利用させていただきました。

○付録
LTspiceのスケマティックとプロット設定ファイルを添付します。拡張子を変更して使ってみてください。

saw555.asc
saw555.plt

tag: LTspice NE555 LM555 カレントミラー 定電流 ノコギリ波 パラメトリック解析 

FC2カウンター
カテゴリ
ユーザータグ

LTspiceAkaiKKRScilabmachikaneyamaKKRPSoCCPAOPアンプPIC強磁性モンテカルロ解析常微分方程式トランジスタodeインターフェース状態密度DOSecalj定電流PDS5022スイッチング回路半導体シェルスクリプト乱数レベルシフトHP6632A温度解析ブレッドボードI2CR6452A分散関係トランジスタ技術可変抵抗確率論数値積分反強磁性セミナー非線形方程式ソルバ絶縁バンドギャップ熱設計偏微分方程式バンド構造GW近似カオス三端子レギュレータLEDフォトカプラシュミットトリガISO-I2CA/DコンバータLM358USBカレントミラーTL431マフィンティン半径PC817C数値微分アナログスイッチ発振回路サーボ直流動作点解析74HC40532ちゃんねる標準ロジックチョッパアンプLDAアセンブラFFTbzqltyイジング模型ブラべ格子開発環境補間量子力学電子負荷BSchパラメトリック解析単振り子基本並進ベクトル熱伝導繰り返しGGAMaximaTLP621ewidthSMP相対論抵抗位相図ランダムウォークスピン軌道相互作用六方最密充填構造不規則合金FETコバルト失敗談QSGWcygwinスレーターポーリング曲線スイッチト・キャパシタラプラス方程式gfortranキュリー温度状態方程式条件分岐格子比熱TLP552LM555TLP521三角波NE555過渡解析FXA-7020ZRWriter509テスタ詰め回路MCUマントルダイヤモンドQNAPデータロガーガイガー管自動計測UPS井戸型ポテンシャルawk第一原理計算仮想結晶近似ブラウン運動差し込みグラフ平均場近似fsolve起電力熱力学OpenMPスーパーセル固有値問題最適化最小値VCAシュレディンガー方程式VESTAubuntu最大値面心立方構造PGAOPA2277L10構造非線型方程式ソルバ2SC1815fccフェルミ面等高線ジバニャン方程式ヒストグラム確率論マテリアルデザイン正規分布結晶磁気異方性interp1フィルタ初期値ウィグナーザイツ胞c/aルチル構造岩塩構造スワップ領域リジッドバンド模型edeltBaOウルツ鉱構造重積分SIC二相共存ZnOquantumESPRESSOCapSensegnuplotmultiplot全エネルギー固定スピンモーメントFSM合金ノコギリ波フォノンデバイ模型ハーフメタル半金属TeXifortTS-110不規則局所モーメントTS-112等価回路モデルパラメータ・モデルヒストグラムExcel円周率GimpトラックボールPC直流解析入出力文字列マンデルブロ集合キーボードフラクタル化学反応三次元Realforce縮退日本語最小二乗法関数フィッティング疎行列シンボル線種ナイキスト線図陰解法負帰還安定性熱拡散方程式EAGLECrank-Nicolson法連立一次方程式P-10クーロン散乱Ubuntu境界条件MBEHiLAPW軸ラベルトランスCK1026MAS830L凡例PIC16F785LMC662AACircuit両対数グラフ片対数グラフグラフの分割specx.f

最新コメント
リンク

にほんブログ村 その他趣味ブログ 電子工作へ
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。